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好きなことをとんがってやること、それが大事だってことを今回教わった

城南支会研修部セミナー無事終了
今回のセミナーでは福永紙工株式会社の社長様よりお話をいただきました。 

私は研修部の主担当として今回のセミナーに携わらせていただきましたが、おかげでとても貴重な経験を得ることができました。

今回のセミナーのテーマは「印刷業が独自製品を海外へ、下請け脱却の秘訣とは?」です。

仕様どおりに加工・納品では利益確保が困難、高度な技術があってもコスト削減要求は依然厳しい典型的な印刷の受注下請工場。そんな下請け企業であった福永紙工株式会社は、今やルーブル美術館、ニューヨーク近代美術館からの引き合いを筆頭に、国内300店、海外100店を視野に入れて販路を拡大中。新しい印刷会社のビジネスモデルのヒントを当社社長に語って頂きます。
ということで、当社社長に語っていただきました。
私のへっぽこ司会 はさておき、社長の話はとても勉強になりました。
今回の話のポイントということで、私は3つキーワードをメモしてました。

1)とんがったこと
2)直観
3)好きなこと

当社の製品は紙でつくる工芸品です。(

色合いやカラーに徹底的にこだわって、「一部のマニア・アーティストに受け入れられれば良い」ということで、大衆向けではなく徹底的にとんがった所に注力しているとのこと。
つまり、これってターゲットが厳格に絞られていることですよね。
そして、次に「直観」、クリエイティブな企画は直観から出てくるというか、数値やセオリーで決められた枠の中から生まれるのではなく、枠もなにも取っ払ったところも含めて直観で良いと思うもの、そういったものを作っている・・・という趣旨の話だったと理解しています。

SONYも昔は直観力で良い製品が生み出されていたけど最近は・・・
スティーブジョブスも多分に直観でクリエイティブな製品を生み出しているというような感じです。
それらを持続的に継続して活動するためには「好きなこと」でないと続かないということですね。
これもよく言われていることですが、本当に好きなことをとことんこだわってとんがらせるところに差別的優位性は生まれるんですね。
頭では分かったつもりでも、なかなかできないものですが、ここの社長は見事に実現していました。
そんな話の後に、当社の製品をご紹介いただきました。
 

みんないい年齢の中小企業診断士であるにもかかわらず、子供の様に興味津々で製品を手にとって質問も活発にしておりました。

 

土曜日の休みに積極的にセミナーに参加される診断士の皆さんもきっと「好きなこと」をされてるんでしょうね。
直観」で今回のセミナーに参加されたのかなぁ?
後は各々何をとんがらせるかってことですかね。
いやー、非常に面白かったです。
社長様本当にありがとうございました。
PS. 研修部とは違いますが、私個人として事業承継に関するテーマでも、これからセミナーをバンバンやっていきます。
事業承継センターでも面白いセミナーを企画していきますので、よかったらこっちのページ覗いてください。

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