GA4に中国からのアクセス

GA4に中国の不審アクセス?IP Location Blockでの遮断手順

GA4地域レポートで「アクセスの約4割が中国から」という異常な状態に直面したことはありませんか?
日本語主体の個人ブログに届く不審なアクセスは、データセンターからのボットによるサーバー負荷の原因になります。
.htaccess編集やDNS変更といった危険な作業を避け、WordPressプラグイン「IP Location Block」を活用して安全かつ確実に中国からのボットを遮断する具体的な設定手順を解説します。

GA4で判明した「中国からの大量アクセス」の実態

ある日、アクセス解析のためにGA4Google Analytics 4)の地域レポートを開いたところ、思わず二度見するような光景が広がっていました。

マップ上の中国エリアが真っ黒に染まっていたのです。
比率を確認してみると、なんと「アクセスの約4割が中国から」という異常事態。

日本語でしか書いていない個人ブログに、中国からこれほど大量のアクセスが押し寄せるなど絶対にあり得ません。
完全に自動プログラムボット)による不正アクセスと判断しました。
不気味ですし、何よりWordPressサーバーに無駄な負荷がかかってサイトが重くなる原因になります。

ボットの拠点となる中国3都市(深圳・蘇州・烏魯木斉)

GA4の国別アクセスデータで異常に気づいた後、さらに詳細を確認すると、アクセスは中国の特定の都市に集中していることが分かりました。
特に際立っていたのが以下の3都市です。

  • 深圳(シンセン)IT企業クラウドサービスが集中する都市。開発用・巡回用のボットが大量に稼働しています。
  • 蘇州(ソショウ): 巨大データセンターが立ち並ぶエリア。自動プログラムの拠点になりやすい場所です。
  • 烏魯木斉(ウルムチ): データの足跡を消すための経由地(プロキシサーバー)として利用されるデータセンター拠点です。

これらは一般の読者が人間としてページを読んでいるのではなく、データセンターサーバーから自動プログラム(ボット)が片っ端からアクセスしてサーバーに負荷をかけていたのが真相でした。

 

なぜボット遮断に「IP Location Block」を選んだのか

対策にあたって重視したのは「安全確実に設定できること」です。

.htaccess編集やCloudflare(DNS変更)のリスク

ボット対策としてよく挙げられる方法には、以下の2つがありますが、今回は見送りました。

  • .htaccessの直接編集: 記述ミスが1箇所でもあるとサイト全体が真っ白(500エラー)になる危険があるため不採用。
  • Cloudflare等のDNS変更: ネームサーバーの変更はメールの送受信に影響が出たり、設定の不備でサイトが表示されなくなったりするリスクがあるため不採用。

安全性の高いプラグインを採用するメリット

結果として、失敗したときのリスクが高すぎる上記の方法ではなく、WordPressの管理画面内で完結し、作者(Darko G.氏)の実績も高いプラグインIP Location Block」を採用することにしました。

IP Location Blockの検証ルールと動作で国コードCNを設定

IP Location Blockで中国からのアクセスを遮断する具体手順

実際に実行した正確な設定手順を解説します。
余計な設定は触らず、以下の2ステップだけで完了します。

ステップ1:「検証ルールと動作」で対象国(CN)を指定

プラグインの管理画面を開き、基本ルールを設定します。

  • マッチングルール: 「ブラックリスト」 を選択
  • 対象国(Country Code): 「CN」(中国)を追加
  • レスポンスコード: デフォルトの 「403 Forbidden」 のまま維持

これで「中国からのアクセスは403エラーで弾く」という基本ルールが定義されます。

ステップ2:「フロントエンドターゲット」で一般公開ページに適用

次に、一般の読者がアクセスするブログ記事側(表側)にこのルールを適用します。
ここを設定しないとボットのアクセスを止められません。

  • フロントエンドターゲット」 の項目を開く
  • 一般公開ページ」 の設定を 「位置情報でブロック (Block by location)」 にチェック
  • 一致ルールを 「『検証ルールと動作』に従う」 に設定して保存

遮断対策後の変化とサーバー負荷の軽減

設定を保存した瞬間から、中国からのボットアクセスに対して即座に「403 Forbidden(閲覧拒否)」が返されるようになりました。

これまでボットが来るたびにWordPress(PHPやデータベース)が裏で無駄な処理を走らせていましたが、それらが入口で遮断されるようになったため、サーバーの無駄な負荷がカットされ、サイトの表示速度も少し改善しました。

GA4中国からの不自然なアクセスに気づいた方は、サイトが重くなったりトラブルに巻き込まれたりする前に、早めの対処をすると良いかも知れませんね。

【重要】プラグイン設定で「AIの回答」を鵜呑みにしてはいけない理由

今回の設定手順も含め、今や「ChatGPTClaudeなどのAIに聞きながら設定する」のが当たり前の時代になりました。
しかし、ここで一つ強烈な注意点があります。

AIが出す答えを絶対に鵜呑みにしてはいけません

AIがおすすめしてくるプラグイン自体がすでに古く開発停止して存在していなかったり、アップデートによって管理画面の表記が変わり、言われるままには設定できないケースは日常茶飯事です。
AIは完全ではない」ということを肝に銘じておいてください。

セキュリティやサイトの根幹に関わる設定を行う際は、AIに聞くだけでなく、必ず通常の検索で調べて他者の意見や、最新の一次情報を確認する癖をつけてください。
ご自分に知見が無いようであれば、下手にプロの領域に足を踏み込まずに、プロにお願いすることも重要です。
素人がAIを使ってプロの領域(WEB制作、セキュリティ、デザインなど)の作業を行っても、結局出来上がるのは「見た目だけのきれいなハリボテ」です。


これ私の実体験なんですが、音楽と映像の素人(私)が作った「きれいなハリボテ」がどんなものか、ぜひ一回見てみてください。

素人がAIで作った「きれいなハリボテ」、以下のランディングページ(LP)からYoutubeチャンネルへ飛べるようになってます。
LPYoutubeの動画も、全部AIが綺麗に作った、単なるハリボテです……


この記事を書いた人
UTAGE総研株式会社 代表取締役
公的支援機関を中心に、長年にわたり中小企業支援に携わる経営コンサルタント。
代表著作に「ガンダムに学ぶ経営学」「ドラクエができれば経営がわかる」がある。
X(@susumu_utage) :ほぼ毎日定期ポスト配信中。朝のニュース解説は必見

 

【免責事項】

  • 掲載情報は記事の公開日時点のものであり、その正確性や完全性を保証するものではありません。
  • 内容は筆者の個人的な見解に基づくものであり、効果や結果を保証するものではありません。
  • 本ブログの情報を用いて行う一切の行為、およびそれにより生じた損害について、当方は責任を負いかねます。
    最終的な判断はご自身の責任で行ってください。

関連記事

  1. IS06シリウスアルファで初めてびっくりな現象に遭遇しました

  2. HeadSpaceの設定

  3. Xoops preload で使いたいもの

  4. 支援先のパン屋さんが雑誌に掲載されました

  5. マザーボード型フォンファームの構造

    【SNSの闇】SMMパネルとフォンファーム(スマホ農場)が作る偽りの生…

  6. Macのメモリ増設

  7. Coreserveの転送は402だから、そのままだとサイト移転時のSE…

  8. AI開発を加速させるGPUサーバー!初心者向けにその必要性を解説

PAGE TOP