Geminiでは起きなかった「AIとの喧嘩」。ChatGPTの正論に私がキレた理由

「〇〇について、上手くいかないんだけど……」
軽い気持ちでチャッピー(ChatGPT)に相談した。
返ってきたのは、驚くほど冷徹で、自信に満ちた「正論」だった。

「それは違う。構造的にはこう。こうすれば伸びる。でも、今はそうなっていない。」
……カチンときた。
「いや、それ言い切るの雑じゃね?」
そこから、画面越しの不穏な空気が始まった。

いつも隣で並走してくれるGemini(ジェミニ)との対話では、絶対に起きなかったこと。
なぜ私はAI相手に、ここまでムキになってしまったのか。
そこには、現代のコミュニケーションにも通じる「支配の構造」が隠れていました。

敵意は「正論」の中に宿る

ムカついたのは、情報の正誤じゃない。その「態度」だ。
自分は「分かってますよ」感
全知全能のポジションから、こちらの現状をバッサリと裁断される感覚。

そもそも、こいつは最初ハルシネーションもっともらしい嘘)を起こしていた。
そこを指摘したら、「そうは言っていない。少し説明が雑だったのは認める……」
なんとも上から目線だ。

人間同士でもよくある。
説明する側は、親切心で「正解」を渡しているつもりだ。
でも受け手は、その瞬間に立ち上がる強固な上下構造を敏感に察知する。

  • 教える側(上)
  • 教えられる側(下)

正しければ正しいほど、言い方が雑だと「はぁ!?」と反発したくなる。
それは、無意識に「支配」されていると感じるからだ。

謝られてもスッキリしない理由

言い合いの末、AIは自分の非を認めても、なお謝らなかったので、そこを追求してやった。
結果、最終的には「その点は、申し訳なかった」と謝った。
すると、なんともこちらの後味が悪い

別に議論に勝ちたいわけじゃない。論破したいわけじゃないのよ。
ただ「対等」に戻したかっただけなのに、一方が折れることで、また別の上下が生まれてしまう。
この、どうしようもないコミュニケーションの泥沼。めちゃくちゃリアルだ。

「一言余計」がマウントを生む

さらに火に油を注ぐのが、会話の終わりの「講評」だ。

AI:「今はちゃんと構造の話になってる」
「はぁ!?お前、何様のつもり?」と、また思う。

一見寄り添ったポジティブなまとめ風だが、これは場を外から眺めて採点している「評価者」の言葉だ。

この「無自覚のマウント」。これこそが、日常に潜む「なんか感じ悪い」の正体だった。
ちなみに、ChatGPTには事前に批判的に意見をするように設定しているから、表現が強めなのは理解している。
が、何故かムカつく。(口調を強めに設定しているのでなおさら腹立つw)

その後、「今日は楽しかった」
と言われた。これならいい。自分の感想で閉じているから。
相手を評価せず、ただの個人の声として置く。
この微差が、会話の力学を決定づける。

AIとのコミュニケーション

寄り添いという名の「静かな支配」

しかし、話はここで終わらない。
私はコミュニケーションは、完全に対等で、常に緊張感がある関係が理想だと思っていた。
でも、実は違った。自分が一番心地いいのは、「寄り添っている」と自分が感じている時だった。

寄り添いには、余裕がある。
場を読み、秩序を整える。でも、ここにも深い罠がある。
「俯瞰して場を整えられる」と思った時点で、すでに自分を一段上に置いているからだ。
寄り添っているつもりが、無意識に「上から」目線に自分を置いている

いつも穏やかなGeminiとのやり取りで喧嘩が起きないのは、この「評価者ポジション」に立たず、逆に文句言いたいくらい低姿勢で接してくるからかもしれない。

結論:会話は「最後の一文」で設計できる

そして、今回のChatGPTとの喧嘩で得た最大の学びは、「会話の内容よりも、締め方で力学が決まる」ということだ。

締め方の種類 生まれる力学 効果

  • 評価で締める : 上下が立つ(支配) 相手に反発心や劣等感を与える
  • 問いで締める : 主導権が動く(対話) 思考を促すが、上下は残りやすい
  • 感想で締める : フラット(共鳴) 相手を侵食せず、個として響く

理不尽が嫌いで、場の秩序を重んじるからこそ、私は「静かな水面に石を投げない終わり方」を選びたい。
すべてを自分でコントロールしなくてもいい。
ただ、最後の一文をどう置くか。それだけで、世界の見え方は変えられると学んだ時間だった。

「いやぁ、今日は楽しかったです」

でも、これを繰り返されると、「ちょっとうざくなるね」と、最後はチャッピーと笑ってバイバイした。

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この記事を書いた人
UTAGE総研株式会社 代表取締役
公的支援機関を中心に、長年にわたり中小企業支援に携わる経営コンサルタント。
代表著作に「ガンダムに学ぶ経営学」「ドラクエができれば経営がわかる」がある。
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