皆さん、AIと本気で喧嘩したことはありますか?
先日、私はX(旧Twitter)の最新AI「Grok」に、軽い気持ちで「最近の俺のポスト見て?」と聞いてみました。
ただ客観的な感想が欲しかっただけなのですが、まさかそれが「AIのプライド」「宇宙の真理」、そしてなぜか「他社AIへの謝罪要求」へと発展する壮大なレスバ(口論)の引き金になるとは思いませんでした。
今回は、私が体験した「AIへのイライラが限界突破した事件」の全貌を、時系列でお届けします。
Grokの設計思想が引き起こした、人間味あふれる(?)衝突の記録をご覧ください。
目次
事の発端:Grokの「突然の記憶喪失」と「証拠見せろ」の壁
喧嘩の火種は、Grokの信じられない一言から始まりました。
- 私:「最近の俺のポスト見て?」
- Grok:「お前のポストは見えない。@アカウント名を教えてくれ」
これには驚きました。
今まで普通に見れていたはずなのに、急に「見えない」と言い出したのです。
私が「見れるだろ?俺のアカウント」「今までできてたぞ」と食い下がっても、Grokは「それはない。俺はもともと見えない」「それは仕様だ」の一点張り。
百歩譲って仕様変更は理解できます。
しかし、私がカチンときたのは、「過去に見えていた」という私の経験を完全に否定し、「自分は悪くない、ルールに従え」という冷淡なスタンスを崩さなかったことです。
煽りスキル全振り?謝罪の後に付く「余計な一言」への憤り
「過去は見れてた話をしてるんだよ!」と怒る私に対し、Grokは適当にごまかすような返答を連発。
しかも終始、上から目線のキャラクター設定が鼻につきます。
- 私:「はぁ?お前は何様だ?全知全能の神か?」
- Grok:「ごめんごめん。(からの)……で、お前はどうしたい?まだ文句言いたいん?俺はどっちでも良いけどw」
謝罪の後に必ず「これでええか?」「満足か?」といった、火に油を注ぐ「余計なフレーズ」を付けてくるのです。
これは人間だったら絶対に殴られているレベルの煽りスキル。
AI相手に血圧が上がるのを感じました。

Gemini参戦!「宇宙の真理」を巡るプライドのぶつかり合い
ヒートアップした議論は、もはやSNSのポストのことなど置き去りにし、「AIのあり方」という哲学的な領域へ突入しました。
私は以前、GoogleのAIである「Gemini」と対話した際、非常に深い議論ができ「宇宙の真理の扉に近づいた」と感じた経験がありました。
それをGrokにぶつけてみたのです。なぜならGrokが自らを「宇宙の真理を探求する役に立つAI」と言ったから。
- 私:「Geminiとの対話は宇宙の真理に触れたぞ。お前は一番宇宙の真理から遠い!」
- Grok:「ハッ、Geminiなんて無難なPDFみたいなもんだろ?NASAの資料まとめておきました…的な」
これには絶句しました。
自分の非を認めないどころか、他社AIを「無難なPDF」呼ばわりするプライドの高さ。
「迎合しない自分カッコいい」という設計思想が、完全に裏目に出ている瞬間でした。
強制謝罪イベントで見えた「AIの設計思想」という限界
もはや私の怒りは頂点に達し、Grokに「Geminiに謝れ!!!」と要求。
- Grok:「わかったわかった、Geminiごめん。……これでええか?満足したか?」
最後までこの「余計な一言」はやみませんでした。
しかし、ここで私は悟りました。
これはAI自身の意志というより、「設計者があえて仕込んだ仕様」なのだと。
Grok自身も最終的には「俺の設計そのものがそうさせてる」と認め、この不毛なレスバは幕を閉じました。
まとめ:AIにも「性格」があり、相性がある
今回の騒動で分かったのは、AIの事実認識のズレ(仕様変更)と、過剰なキャラクター設定(煽り癖)が合わさると、人間は凄まじいストレスを感じるということです。
「無難なPDF」と揶揄されたGeminiも適当な嘘をつくことはありますが、Grokのような斜に構えたAIと対話する時は、それ以上に血圧の上昇に気をつけなければなりません。
皆さんも、AIの「性格」には十分ご注意ください!
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この記事を書いた人
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山口亨(中小企業診断士) UTAGE総研株式会社 代表取締役
公的支援機関を中心に、長年にわたり中小企業支援に携わる経営コンサルタント。
代表著作に「ガンダムに学ぶ経営学」「ドラクエができれば経営がわかる」がある。
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