「ブログって、もう古いんじゃない?」
「AIが何でも教えてくれる今、わざわざブログ書く意味あるの?」
そう思ってる社長さん、いませんか?
実は、AI時代になった今だからこそ、ブログはあなたの会社を強くする最高の武器になります!
私が、AIととことん話し合って分かったことを、分かりやすくお伝えします。
目次
「ブログ、書かなきゃ…でも時間がない!」中小企業の悩み
中小企業の社長さんや担当者さんは、本当に忙しいですよね。
「ブログが大事なのはわかるけど、書く時間がない…」
「デジタルマーケティングって言われても、何から手をつけていいか…」
「専門家に頼みたいけど、お金がかかるし…」
こんな声、私たちは現場でしょっちゅう耳にします。
実際に、ブログの重要性はわかっていても、忙しすぎて書けない社長さんがほとんど。
外注を考えても、費用がかかる上に、できあがった記事が「どこにでもあるような文章」で、会社の本当の強みや専門性が伝わらない…ということも多いんです。
でも、安心してください。そんな悩みを解決する「秘密兵器」が、まさに今、話題の「生成AI」なんです!
AIに「書かせただけ」の記事は、残念ながら読まれません
「AIが簡単に記事を作ってくれるらしい!」
そう聞いて、AIに丸投げしようと考えている社長さんもいるかもしれません。
でも、ちょっと待ってください。
ただAIに「記事作って」とお願いしただけの文章は、残念ながらほとんど誰にも読まれません。
そして、Googleなど検索エンジンの評価も上がりません。
なぜか?
- どこかで見た情報ばかり: AIはインターネットの情報を学習して文章を作ります。
なので、指示がざっくりしていると、「他社のブログとそっくり」「どこにでもあるような内容」になりがち。
読者は「ふーん」で終わっちゃいます。 - 深さが足りない: 読者が本当に知りたいのは、「なぜ?」「どうすれば?」という深い疑問への答えです。
AIが作る一般的な記事では、この「深掘り」が足りません。 - 「誰が書いたか」がわからない: 会社の社長であるあなたの「経験」や「専門知識」が記事にないと、読者は「本当に信用していいのかな?」と感じます。
Googleも、E-E-A-T(イーイート)といって、「経験」「専門性」「権威性」「信頼性」がある記事を高く評価するんです。
AI任せでは、これが伝わりません。 - 「人間らしさ」がない: AIの文章はキレイだけど、なんだか心がこもってない感じがしますよね。
読者は、あなたの会社の「人」や「想い」に触れたいと思っています。
だから、AIをただの「ライター」として使うのはもったいないんです。
1. AIはあなたの「最高の相談相手」!一緒に考えてブログを深くする
じゃあ、どう使うのが正解なのか?
それは、AIをあなたの「最高の相談相手」として使うこと!
あなたのビジネスの専門性や経験をAIと「一緒に」深掘りしていくんです。
- AIと「対話」する: あなたがブログで伝えたいことについて、AIにどんどん質問を投げかけてみましょう。
「このサービスの一番の強みって何?」「お客さんが本当に困ってることって何だろう?」「この業界の次のトレンドは?」など、具体的な疑問をAIにぶつけます。 - 情報の整理とヒント探し: AIは、あなたの質問に合わせて、たくさんの情報を素早くまとめてくれます。
その情報を見て、「なるほど!じゃあ、この部分をもっと詳しく書こう」とか「こういう視点もあるのか!」といった新たな気づきが得られます。 - 思考の深掘り: AIの答えに対して、さらに「それはなぜ?」「他にどんな例がある?」と掘り下げていきます。
まるで、あなたの右腕となる優秀なコンサルタントと話すように、考えを深めていくんです。
この「対話」を重ねることで、あなたの頭の中にある知識や経験が、もっと整理されて、本当に伝えたい「核」となるメッセージがハッキリしてきます。
2. あなただけの「経験」と「こだわり」を記事にギュッと詰め込む
AIとの対話で深まったあなたの考えを、記事にギュッと詰め込みましょう。
ここが、他の誰にも真似できない、あなたの会社だけのオリジナル記事にするためのポイントです。
- あなたの「生の声」が一番大事: AIには書けないもの、それはあなたの実際の経験です。
例えば、「このサービスで、こんなお客様の悩みを解決できた」「新しい商品開発で、こんな失敗から学んだ」といった、あなたの会社の具体的なエピソードや、社長としての想いを盛り込みましょう。
これが、読者の心に響く「経験」になります。 - あなたの「独自の視点」で語る: AIは一般的な情報を提供しますが、その情報から「あなたはこう考える」「あなたの会社ではこう解決する」という独自の視点や解釈こそが価値になります。
AIとの対話で生まれたあなただけの「気づき」を惜しみなく表現してください。
これが、あなたの「専門性」や「権威性」を高めるようです。 - AIの「ウソ」を見抜く目を持つ: AIは、たまにデタラメな情報(これをハルシネーションと呼びます)を出すことがあります。
これを防ぎ、記事の「信頼性」を守るのは、あなたの専門知識と経験です。
AIが書いた内容も、必ずあなたの目で確認し、正しい情報か、あなたの会社にとって最適な表現かをチェックしてください。 - 最終的な記事の「責任」はあなた: AIはあくまで手伝ってくれるパートナーです。
記事の内容に間違いがあった場合、最終的な責任はあなた自身が負うことになります。
最後のチェックは、必ず自分で行いましょう。
こうして作られた記事は、ただの「文章」ではなく、あなたの会社が生み出した「生き生きとしたコンテンツ」となり、読者との間に信頼が生まれます。
3. AIと一緒に「読者と検索エンジンに届く」記事にする
あなたの深い思考と経験が詰まった記事を、より多くの人に読んでもらうために、AIに「見せ方」のアドバイスをもらいましょう。
- 読者が知りたいことをAIに聞く: 「このテーマで検索する人は、どんな悩みを抱えている?」とAIに聞いてみてください。
読者が本当に求めている情報や、関心のあるキーワードをAIが見つけてくれます。 - 目を引くタイトルと導入文: AIに、読者が思わずクリックしたくなるような記事のタイトルや、読み始めたくなる導入文の案をいくつか提案してもらい、一番良いものを選びましょう。
- 分かりやすい構成と表現: 専門用語が多い場合は、AIに「小学生でもわかるように説明して」と頼んでみたり、箇条書きや具体例を盛り込んだりして、読者がスムーズに読めるように工夫します。
- キーワードの適切な配置: AIに、検索されやすいキーワードを自然な形で文章に入れてもらいましょう。
ただし、キーワードを詰め込みすぎると不自然になり、読者にも検索エンジンにも嫌われるので注意です。
最終的にAIが文章を整えるとしても、その土台にはあなたの深い思考と読者への配慮がしっかりあるため、検索エンジンもこれを「人間が作り出した価値あるコンテンツ」として高く評価してくれるでしょう。
さいごに:AIは「武器」であり「鏡」
生成AIは、中小企業の社長さんにとって、まさに強力な「武器」です。
これがあれば、時間や費用の壁を乗り越え、大企業にも負けないような独自の強みをブログで発信できるようになります。
まさに、小規模でも大企業に打ち勝てるチャンスを手に入れたようなもの!
また、AIは、あなたのビジネスの「鏡」でもあります。
AIとの対話を通じて、あなたの会社の強みや、提供する価値、そして社長であるあなたのこだわりを深く見つめ直すことができるはずです。
さあ、この強力なAIというパートナーを使いこなし、あなたの会社のブログを、そしてビジネスを、一緒に次のステージへと導いていきましょう!
この記事を書いた人
山口亨(中小企業診断士) UTAGE総研株式会社 代表取締役
公的支援機関を中心に、長年にわたり中小企業支援に携わる経営コンサルタント。
代表著作に「ガンダムに学ぶ経営学」「ドラクエができれば経営がわかる」がある。